辺見校長代理よりお話がありました。
今日のお話は、「……のため」についてのお話でした。
「『……のため』というとみなさんは、だれのためをイメージしますか?」
という辺見校長代理の問いかけに、子どもたちが思い思いに答えます。
みんなのため、友達のため、クラスのため、自分のため、家族のため、地球のため……。
3年生のFWで枝豆を収穫しているときのお話です。ある3年生が一生懸命に枝豆を摘んでいました。「どうして?」ってきくと、「お父さんが枝豆好きだから一生懸命摘むんだ」と答えました。
2年生のFWでは10分間のお土産を買う時間がありました。そのときずっとおみやげの前で悩んでる子がいました。
「うちの家族は甘いものが好きだから甘いものを買うか悩んでるんだ」
「妹に金の蛙をプレゼントしようかなと思って」
望小では給食セットを忘れた児童に割り箸を貸し出しています。そして割り箸を借りたら、借りた本数の新しい割り箸を次の人のために寄付するというルールがありました。しかし、その割り箸が返却されず貸し出せる割り箸が残り数本しかないという放送をしたところ、なんと今では100本近く集まりました。自分が借りたわけではないけれど、みんなのために使ってほしいという寄付でした。
昇降口に枯れ葉が落ちていて歩きづらいため、落ち葉掃きを手伝ってくれる子もいます。落ち葉掃き楽しい、みんなのために綺麗な方がいい、と話してくれました。
「自分のため」ももちろん大切だけれど、家族のため、学校のため、友達のために行動できる望小の子がたくさんいます。これからも周りを考えて、たとえば電車の席を譲ったり、マナーを守ったりできる子がこれからもっと増えていってほしいなと思います。
思いやりをもった望小の子たちなら、「セルフマネジメント」も「……のため」もできるようになると私も信じています。