英語学習の一環として、全校児童生徒に「Raz-Kids」のアカウントを発行しています。
Raz-Kidsとは、英語圏の小学校などで多読教材として使われているオンライン型図書システムです。
1年生と2年生は家庭での学習を中心としており、3年生からは自身のiPadを使って授業中にも活用します。 29段階のレベル別に、およそ20,000冊のオンライン図書にアクセスすることができ、ネイティブスピーカーによる音読を聞きながら読み進めていくことができるので、読む力だけではなく、リスニング力も同時に身につきます。
また、多読を通して英語の文章に慣れ親しむことを目的に導入しているRaz-kidsですが、読み終わった後にはその本についてのクイズが英語で出題され、正解するとポイントが貯まるので夢中で読み進める子どもたちも多くいます。
自分の音読を録音して、発音を確認することができる機能もついているため、ネイティブスピーカーの発音と聞き比べることが可能です。 Raz-Kidsに積極的に取り組んでいる子どもたちは、特にTOEFLの”リーディング”の成績がよいという結果も出ていますので、今後も日常の中で継続的に英語に触れられる環境を大切にしていきます。

本校では、子どもたちの学びへの取組効果を測定し、フィードバックを行うために小学1年生からTOEFL Primaryを全員が受験しています。
TOEFL Primaryは、小中学生の日常生活や学校生活に即した題材で出題されることが多く、問題の主な登場人物が子どもであるため、実生活と結びつけながら回答することのできる試験です。特別な試験対策の時間を設けるのではなく、現在の英語の理解度について、世界標準の試験で客観的な判断を受けることを大切にします。
また、英語学習期間が長く、英語に慣れ親しんでいる子どもたちはTOEFL Juniorを受験することも可能です。
結果は、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:言語の習得状況を評価するために考案されたすべての言語に共通する評価基準)とも連動した「スコア」と段階別評価「バンドレベル」により表示され、スコアを詳細に解説した「スコアガイド」では、現在の英語力と学習アドバイスが記載されるため、子どもたちは自身の強み・弱みのほかに、これから特に重点的に行う必要のある学習は何かを知ることができます(スコアは成績には反映しません。あくまで今後の学習の目安です)。
これからの未来を創るリーダーをとなるためには、様々な国々の子どもたちと主体的に関わり、相互に認め合うことが大切です。
本校では、子どもたちがそのことを身をもって体験し、国際人としての自覚を身につける機会として7泊9日のアメリカサマーキャンプを実施します。PYP4年生以上の子どもたちが任意で参加し、前回は、アメリカカリフォルニア州ワセガンキャンプ場へのツアーに参加しました。
こちらのツアーは、地元アメリカからだけではなく様々な国の子どもたちが参加し、キャビンで生活をともにし、スポーツやアートなどのアクティビティを一緒に行います。たとえ言葉が不十分であっても、身振り手振りを加えてコミュニケーションを図ることで生きた英語を学ぶことができます。
子どもたちは、帰国後には自分の9日間の経験についてたくさんの話を聞かせてくれ、英語学習にもさらに意欲的になり、世界に羽ばたく準備を始めていきます。
*新型コロナウイルスの感染拡大状況により実施の可否を判断します。
