特別な教育課程編成の方針

 「世界中の人々や文化を理解・尊重し、平和で豊かな国際社会の実現に貢献する人材の育成」という本校の教育理念に基づき、教育課程特例校制度の活用により、日本の学習指導要領に準拠しつつ、IBの教育プログラムを取り入れた、柔軟で系統的、継続的な教育課程を編成する。

(1)国際バカロレア教育

 国際バカロレア(IB)初等教育プログラムの考え方と方法に基づき、「教科の枠を超えたテーマ」による「探究」の授業を以下のとおり実施する。

 

・「国語」の授業のうち週1回(第1学年から第5学年)

・「道徳」の授業のうち週1回(第1学年と第2学年) 

・「生活」の授業のうち週1回(第1学年と第2学年) 

・「理科」と「社会」の授業のうち各週1回ずつ(第3学年から第5学年)

 

 併せて、教育課程外で第1学年と第2学年は週に3回、第3学年から第5学年は週に2回、IBの初等教育プログラムによる「探究」の授業を実施する。

(2)英語教育

 「図工」・「音楽」の年間授業時間数のうち、学年に応じた時間数において「Art」・「Music」として英語で授業を行う。

 

〈編成時間数〉

第1 学年:「図工」・「音楽」の年間授業時間数(それぞれ68 時間)のうち34 時間

第2 学年:「図工」・「音楽」の年間授業時間数(それぞれ70 時間)のうち35 時間

第3 学年~第4 学年:「図工」・「音楽」の年間授業時間数(それぞれ60 時間)のうち30 時間

第5 学年:「図工」・「音楽」の年間授業時間数(それぞれ50 時間)のうち17 時間

 

(3)異学年活動

 特別活動や体育・道徳の授業の一部、ホームルームを異学年で行うことにより、さまざまな観点から多面的に考える力を涵養するとともに、上級生と下級生の縦の集団を通して、下級生は上級生からさまざまなことを学び、上級生は下級生を指導することを通して「組織」を学ぶ。また上級生は学級のリーダーとしての体験を通して、人をまとめリードする資質を涵養する。そのために、次のような特別の教育課程を行う。

 

ⅰ 学校生活の中心となるホームルームは各学年5 名程度で構成される24 名程度の異学年学級とする。

ⅱ 体育の授業のうち35 時間を異学年で行い、各学年協力して運動会等の行事に取り組む。

ⅲ 道徳の授業を異学年で行う。(隔週)

ⅳ 特別活動を異学年で行う。

ⅴ 生活と総合の授業のうち35 時間を異学年で行う。