入学試験・編入学試験について

第一志望の方は事前面接日に、受験生面接、自己発信、保護者面接を行います。
入学試験当日は、運動、作業、行動観察、ペーパーA・Bの5科目を順番に、教室を移動しながら行います。
保護者の方は視聴覚ホールで待機し、担当教員がお子さんを誘導します。

グループを組む際に月齢を考慮した分け方を実施します。

お子さんが何かに挑戦したり、問題に取り組んだりする場面では、集中力を発揮し、また、粘り強く取り組めるようなお声掛けをしてください。
また、頭だけで考えるのではなく、パズルやブロックなどの手を動かしながら考える活動もお勧めしています。
その上で、生活リズムや基礎的な生活力を整え、心身ともに健康であるように心がけてください。

入試日に体調が悪くなった場合は、事前にご連絡をおねがいいたします。入学試験は複数回実施いたしますので、次の入試を受験ください。

入学試験には英語の科目はありません。
英語探究クラスへの入学をご希望の場合は、「英語探究クラスに入るにはどのくらいのレベルが必要ですか。また、どうすると入れますか」の
項目をご参照ください。

自己発信は、お子さんの得意なことや好きなことを披露する試験です。
内容は自由で、得意なことや好きなこと、何でも構いません。
ただし、外で実施する内容は天候に左右されるため、室内での実施をお願いします。

室内用の鉄棒、跳び箱、ピアノはご用意があります。
あらかじめお知らせください。

グループでの探究活動を行い、活動中の発言や行動から「入学後の可能性、伸びる力」をくみ取ります。

自己発信では、内容が各自の自由のため、次の項目を中心に総合的に評価します。
①Output(作品、演技、模造紙など)の質
②Skills(シンキングスキル、コミュニケーションスキル)
③Attitude(態度、好奇心、取り組む姿勢)
Ⅱ型試験では、お子さんの「主体性・多様性・協働性」を評価しています。

試験科目は、国語と算数の筆記試験、作文、児童面接、保護者面接です。
英語探究クラスへの編入ご希望の場合には英語による口頭試験があります。
筆記試験は受験する学齢に応じた問題になっており、先取りした問題等は出題しておりません。

本校事務室で販売をしております。

編入試験の問題の販売はしておりません。

学校生活について

登校時間は8時20分まで、下校時間は6時間授業であれば15時40分ごろとなっております。
ですが、開門が7時30分となっているため、早く来る場合でもその時間以降に登校してください。
また、8時20分には朝読書が始まるため、着替えの時間を考慮して5分前までには登校することをお薦めしております。

給食で除去食対応のような個別のアレルギー対応は行っておりません。
そのためアレルギーをお持ちの場合はお弁当をお持ちいただくようお願いしております。
また、アレルゲン物質が入っていないときのみ給食を注文する、スポット給食も行っておりますので、そちらもご利用いただけます。

「ホーム」という、学校での生活部分を行う学級です。ホームには1~5年生が4~6名程度ずつ所属し、朝の会帰りの会や掃除給食など毎日の生活を行います。また、運動会や望発表会などではホームで練習を行い成果を発表します。

例年、3年生は地域の方のご協力の下、田植えから稲刈りまで体験させていただく「米作り」に取り組んでいます。
今年度も取り組んでおり、交流のある農家の方のご協力によって、苗を作る「育苗」から米作りに取り組んでおります。
実際に稲刈りまで行い、自分たちで育てたお米を食べることで、食育にもつながる大切な学習ですので、今後も継続していく予定です。

委員会、クラブ活動ともに4年生から行っております。
委員会活動では、代表委員(児童会)、生活安全委員会など学校生活をよりよくするために活動しており4年生と5年生の全児童が参加します。
また、企画した内容を通して低学年の児童もかかわってきます。
クラブ活動では、クラブ毎それぞれ取り組むことを児童が決め、毎回の活動に臨んでいます。
委員会と同様に4年生と5年生の全児童が参加します。

スクールカウンセラーが週1回来校しており、児童生徒・保護者様ともに相談することが可能です。
また、予約は教員を介さずにGoogle フォームから行うことができます。

PYP昇降口は、児童の登校時間である8時20分を過ぎると施錠されます。また、防犯カメラで常時安全点検を行っております。
児童の人数当たりの教員数が他校より多いため、授業時間はもちろん、休み時間も教員が児童の様子を見守っております。

災害の規模にもよりますが、学校には非常時の備えがあり避難所として機能します。
また、避難訓練の中で引き渡し訓練を実施しているため、保護者の方のお迎えが可能な場合、児童を学校に待機させ安全を確認してから引き渡しを行います。

学習について

開智望小学校は、国際バカロレア認定校であると同時に、文部科学省の学習指導要領に準拠した一条校でもあります。
各教科の学習において、PYPの間では先取り学習はせず、小学生に必要な学びの基礎基本となる知識をつけていきます。

1年生のうちは、長期休みの期間を除き、原則宿題はありません。
2年生以上では、発達段階に応じ概ね「学年×10分」の分量で宿題を出し、望ましい学習習慣の育成を図ります。
英語については、多読教材だけでなく、歌や映画などで英語に群れる機会を30分位持ってほしいです。

パッと言葉が出てこないお子さんも、文章では饒舌に表現できることがあります。
一人ひとりの適正に合わせ、教師から発話を促す声掛けをすることもあります。
隣の子とは意見交換ができる、グループでは発言ができる、全体の場でも意見を言えるなど、
様々な段階がありますので、発言が苦手なお子さんにも発言することに慣れていかれるような環境設定を行っています。

理解がスムーズに進まないお子さんへは、授業中や休み時間等にお声掛けをし、スムーズに全体学習へ参加できるように促していきます。
開智望小学校では、「習得型の学び」「反復型の学び」「探究型の学び」を行います。
知識の習得および定着に必要な、習得型の学びや反復型の学びにおいては、授業の中だけでなく、ご家庭と相談の上で家庭学習で補うこともあります。
英語に関しては、定期的に「English Level Up Time」という英語力を強化できる取り組みを行っています。

英語に関らず、習熟度別学習は行っていません。

英語探究クラスは、週5時間ある探究の授業を英語で行うクラスです。
英語探究クラスを設置している目的は、元々英語に慣れ親しんでいる子どもたちの英語力の維持にあります。

「日常的にかつスムーズに英語で会話ができる」ことを一つの基準としています。
英語探究クラスへの入学をご希望の場合は、開智望小学校入学試験に合格したのち、Entry level testを受験します。
そのテストの結果をもとに、英語探究クラスへの所属か日本語探究クラスへの所属かを決定いたします。

夏季休業中に、外部の会社の運営によりオーストラリアへの語学研修を希望者に行っています。

国際バカロレア教育について

開智望小学校は、国際バカロレア教育を核として、学習指導要領と融合させた独自のカリキュラムを展開し、児童の学力向上と情操教育を推進しています。探究の時間を重視し、「教科の枠をこえた6つのテーマ」に基づいた探究学習を、探究サイクルを通して実践しています。基礎学力の定着を図りつつ、「セントラルアイデア」や「キーコンセプト」を活用して物事の本質を考える思考力の育成や生涯にわたる学びの基盤となるATLスキルの習得や、国際バカロレアの「10の学習者像」に示される資質の育成も重視しています。さらに、異学年活動を通じて多角的な思考力やリーダーシップ、協調性を育んでいます。

開智望小学校は、探究活動を通して、子どもたちの主体的な思考力と行動力、自ら問いを立て調査・検証する力を育成します。また、国際バカロレアの「10の学習者像」に示される資質、物事の本質を捉える思考力、生涯学習に必要なATL(汎用的スキル)、そして現代社会で求められる協調性や課題発見・解決力を身につけることで、本校の教育理念である「世界の人々や文化を理解、尊敬し、平和で豊かな国際社会の実現に貢献できるリーダーの育成」を目指しています。

放課後の過ごし方・アフタースクールについて

本校では、学童保育とアフタースクールを「のぞみクラブ」と呼び、放課後に保育と学習のできる場を開設しています。
学童保育は小学1年生から5年生を対象とし、放課後から18時30分まで預かりをおこなっており、月毎に申込みが可能です。
アフタースクールは、小学1年生から5年生向けに様々な講座が曜日ごとに複数開講されており、60分または90分の講座が行われます。年度ごとの申込みを基本とし、曜日が重複しなければ複数の講座を受講することができます。

アフタースクールでは、ロボットやアート、スポーツ、ダンス、プログラミング、育脳寺子屋、書道、インプロ(即興演劇)などを実施しています。

今年度は、お盆の期間、年末年始などを除く長期休暇中の平日は学童を実施いたします。来年度以降は実施日程が変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
詳細につきましては、木実和株式会社にお問い合わせください。

長期休暇中の利用時には、給食がありませんので、別途お弁当をお申込みいただくか、ご家庭からお弁当をご持参ください。

進学について

「皆で学べる学力と学ぶ姿勢」があれば、原則として全員が進学可能です。
そのため、試験や条件は特にございません。

開智学園の他の学校へ進学する場合は、外部からの受験者と同様に、一般受験をしていただきます。
本校は、中学校・高等学校の教育を一貫して行うべく「中等教育学校」を設置しているため、高等学校進級の学齢になった際に外部に転出することは想定しておりません。

ご入学後に、個別に管理職までお問い合わせください。

転勤時の学齢や、転勤の期間によって異なりますので、個別にご相談ください。

その他

学習者中心の探究活動を支えるため、子どもの興味関心を引き出し、主体的な学びへと繋げるための綿密な準備や教材開発、声かけなどを行っています。また、授業中だけでなく、日常的なコミュニケーションにおいても、子どもたちの発言に耳を傾け、その興味関心を尊重する姿勢を意識しています。異学年活動では、子どもたちの社会性やリーダーシップ、思いやりの心を育むため、上級生が下級生を指導したり、下級生が上級生から学んだりする機会を設けています。教職員の学びの機会も多く、放課後や子どもたちの長期休業中での会議や研修、IB会議や各学年で探究計画を行う協働設計等を頻繁に行っています。また、授業力を向上させるために、テーマを持った授業研究等も行っています。

随時学校見学を行なっています。校内を見学しながら、質問にお答えします。こちら(リンク)をご確認ください。

すぐに発言できるようになる子と、時間をかけて周りの意見を咀嚼してから発言する子はいます。もちろん、どちらも個性であり、もし学習を深める上で不足している部分があれば丁寧にフォローします。伸び悩む、という言葉は語弊があるかもしれませんが、学校での学びとご家庭での過ごし方が大きく異なる場合、ギャップを感じる子はいるように感じます。例えば、学校では「考える」ことを何より大切にしている一方で、ご家庭ですぐに答えを教わっていたり、放課後に塾に通って詰込み学習をしていたりと、子どもにとっての生活の方向性が異なってしまうと学校での学びに注力しづらくなる印象です。塾に通うことを否定する意図はありませんが、関わる大人全員が「子どもたちの探究心を育てる」という共通認識を持つことが大切だと考えています。

合格が決まってから入学までの期間は、特別な学力準備をするよりも、お子様の知的好奇心を育み、主体的な学びへの意欲を高めることが大切です。当校では、お子様の「なぜ」「どうして」という疑問を大切にし、自ら考え、調べ、他者に伝える力を育む教育を行っています。そのため、入学前に知識を詰め込むのではなく、様々な体験を通して興味関心を広げ、自ら考え、表現することへの意欲や土台を培うことで、入学後の学びがより豊かになります。