4年生の児童は、自分の苦手な「昆虫」と「人の好き嫌い」を関連付けながら、「苦手なものを好きになるためにはどうしたら良いのか」という疑問について探究しました。
調査・検証を進めていく中で、お店に売っている「昆虫食(コオロギせんべい)」を食べてみたことで、「昆虫についてもっと知っていけば、苦手を克服できるのではないか」という新たな疑問が生まれ、追加調査も実施しました。
そして、その児童は「苦手なものも人に聞いたり、自分で調べたりすることで、好きになれる」と自分なりの答えを見つけました。
自らの興味関心について探究をしていくと、小学生にとっては理解の難しい内容に触れることもあります。しかし、その高度なデータや事柄に対して自分なりに工夫して向き合っていくことで、問題解決能力が高まります。
子どもたちは、自分の興味関心のある事柄についてじっくり学ぶ個人探究という活動を通して、自分自身との社会とのつながりや物事の本質にたどりつくことができます。