本校では、宿泊を伴う学習活動(フィールドワーク)を1年生から実施しています。日常とは異なる環境下において、学校生活で培った社会性や協調生を発揮する場とし、一人ひとりが自ら役割を見つけ出すことを通して責任感を育む場としています。

 

 また、経済感覚を育むプロジェクト型学習として、3年生では第一次産業(農業)、4年生では第二次産業(ものづくり)、5年生では第三次産業(サービス)について系統的に学びを深めていきます。

 

 フィールドワークは探究の授業と関連づけて実施しています。学校で行う事前学習では、時間をかけて疑問を立て、自分たちなりの仮説を考えます。

 

 そして、現地では専門家から話を聞いたり、そこでしかできない活動を体験したりして、自身の仮説に対する調査・検証を行います。宿舎に戻り振り返りの時間をしっかりと設け、その日に学習したことについて、じっくりと友人と共に考えることができます。友人の意見を聞くことで、自分の考えを深められ、新たな発見をすることにもつながります。そして、次の日の活動では、前日に振り返ったことを踏まえながら、より深く学ぶ場を設定しています。

 

 学校に戻ってから行う事後学習では、体験してきたことを整理し、考察します。五感を使って学ぶ経験をした子どもたちは、より深い理解や新たな発想を生み出すことができるようになります。

 

 教室で考えたことを、現地へ赴き体験することで学ぶ楽しさや意欲につながっていきます。体験から学びへとつなげることができるフィールドワークは、子どもたちの思考力を高める大切な学習機会です。

*上記は、実績に基づいた内容です。今後、変更する可能性がありますので予めご了承ください。