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Exhibitionを終えて5年生の子たちが獲得した「吟味する力」

 2022年3月5日に第4回Exhibitionを無事終えることができました。

Exhibitionは、PYP(初等教育プログラム)の総まとめ、集大成の個人による学習発表会です。

新型コロナウィルス感染症の影響で運営方法を最後まで工夫して行いました。

 

上記の写真のように広い体育館を使用して密を避けながらブース発表を5年生全員が実施する形式でした。

さらに事前に動画でも個人の発表を撮影し、全校児童が視聴できる環境を用意しました。

 

 5年生の子どもたちは、約1年間をかけて自分の興味関心のあることを追究しました。保護者の皆様やメンターと呼ばれるアドバイスを担当する教員の力も借りましたが、ほぼ全てのプロセスを自力でやり遂げました。

 

Exhibitionを終えて子どもたちが獲得した力とは何だったのでしょうか。

5年生の子たちの振り返りから少し引用します。

〇Exhibitionの取り組みを最初から本番までを通して自分が成長できたと思うことや考え方の変化などを振り返ろう。

「どうしたらより良くできるかを考え、様々なアイディアを考え出す力がついた。資料をまとめたり他の人とコミュニケーションを取ることができて、人と関わる力もついた。」

 

「色々なことにチャレンジしました。 例えばJICA にメールをしたりエチオピアの大使館にメールでインタビューしたりして今までの探究でやったことのないことにチャレンジしました。」

 

 発表を聞いた4年生も先輩方に大いに感化されていました。



世の中では、クリティカル・シンキングと聞くと批判的思考と翻訳されます。しかし、私はクリティカル・シンキングを「吟味する」と翻訳する方と出会いました。

 

 今回5年生は、問いを何度も考え、仮説を作り直し、インタビューにもたくさんチャレンジして行ったアクションも行わなかったアクションもありました。こうした吟味する力をExhibitionでは獲得したのではないでしょうか。

 

5年生の皆さんには、今後も色々な場面で吟味する力を発揮してほしいです。