3日目 団地犬のダン(実話)
教員がこの実話を選んだ理由は、動物愛護愛好会のメンバーが「ペットを飼うか、飼わないか」というトピックを選んだからです。
目の見えない子犬が捨てられたいたので、のぞみちゃんと言う女の子2人がこっそりと団地でその子犬を飼い始めました。でもすぐに大人に見つかり、団地ではペットを飼ってはいけないルールだからと言われてしまったのです。でも、のぞみちゃんたちは「盲導犬は人を助けてくれるのに、目の見えない子犬をわたしたちが助けてあげてはどうしていけないの!」と訴えました。大人はその時、答えられなかったんです。それは正論だったからです。ルールを守るのと、命をを守るのとどちらが大事なのか、大人たちは葛藤しました。最終的には子どもたちの目の見えない子犬を守りたいという気持ちが、団地のルールを変更させたのです。
それだけではなく、学校でダンをお世話をすることでいじめがなくなったそうです。
教員は「みんなだったらどうする?」と、問いかけました。「何が正しいかみんなには決める権利があるし、おかしいと思ったらルールは変えることもできるんだよ。」
望小学校の子どもたちには考える人、信念を持つ人という学習者像に沿って、リスクを負うことを恐れずに行動を起こしていってほしいと願っています。もちろん、弱い者への共感する優しい心を育みながらです!
↓「みんなならどうする?」の質問に、挙手する子どもたち。