教頭補佐の樋口です。
3月4日土曜日にPYPのエキシビションが行われました。
エキシビションのクロージングで話をしたことを本日は紹介します。
「探究」のよさが表れたエキシビションでした。では、単に探究をすれば子どもの資質・能力は伸びる、育つ。それは少し違うと考えています。
一時期、「読み聞かせ」が子どもにとてもよいということで、様々な場所でその取り組みが行われてきました。「読み聞かせ」がとてもよいのは私も感じていました。ただ、「読み聞かせ」をやみくもに行ったところで、子どもの読書好きには限界があります。
私に国語の授業を教えてくれた先輩は言っていました。
『読み聞かせに効果があるのは、安心できる場所で安心できる人から、本を聞かせてもらうからで、例えば、寝る前に本を読んでもらうのが待ち遠しくなったり、同じ本を何回も読んでもらいたくなったりするんだわ。だから、いくら本を読むのがうまい人がいても、とっても良い内容の本があっても…』
というのを思い出しました。