教科の特色

社会科の学習では、授業で習得した知識や、日常生活で得た知識を活用し、現代社会の諸問題に対して自分なりの考えを持つことを重視しています。

 

「なぜ」という疑問を大切にし、家族・学校、地域、日本、世界…と、学習する「社会」の枠を身近なことから少しずつ大きくしていきます。

そして、社会の変化やできごとには理由がある、立場やものの見方によって考え方が異なる、という捉え方を身につけます。

 

また、フィールドワークでの学びをよりよいものにするためには、社会科での地域についての事前学習が欠かせません。その土地の歴史、地理、産業、街の特徴など、実際に現地で学ぶことのできる限られた時間を有意義に過ごせるよう、事前にたくさんの先行知識を獲得します。

学校行事と日常の様々な学びが関連性を持つように、探究サイクルに基づいた学習を大切にしています。

指導のポイント

「なぜ」という疑問に対し思考する際には、グラフや表などの資料を多く取り入れることで、データを読み取る力、読み取った結果を分析し、考える力を身につけます。

 

また、調査活動は書籍による調査、インタビュー調査、個人所有のタブレット端末を使用したインターネット調査など様々な方法から適したものを選択しますが、「いま自分が知りたい内容を知るためにはどのような手段が有効か」「どのように調べたらよいのか」試行錯誤しながら活動することで調査技能の向上にもつながります。