理科の学習では、身の回りに起きている事象の観察や実験を通して、知識を獲得します。
そして、日常生活において、その知識や技術がいつ、どこで、どんな風に使われているか考えることを重視しています。
また、理科の授業で取り扱うトピックの中には、植物のこと、天気のこと、温度のことなど自分たちの生活とつながるものが多いため、日々の生活とリンクさせた学びを行うことで教科に対しての関心を高められるようにしています。
実験においては、問いに対する仮説を立てたのち、この仮説を検証するためにどのような実験をすればいいのか、から自分たちで考えます。
例えば、植物の生育条件について学習するときに、子どもたちは日光の有無、水の有無、肥料の有無のほかに、与える水分の違いについて検証を行いたい!と考え、「水」「コーヒー」「炭酸飲料」を与え、成長過程を観察しました。
自分たちで考えた仮説が合っていても、異なっていても結果から分かった事実を理解し、仮説との差異を考察することで思考力を高めます。