5年生担当の酒井です。

　本日5年生のクラスでは、探究で学習したことのアウトプットとして、ミニ劇をクラス内で発表しました。子どもたちは、「争い」をテーマに、なぜ争いは起こるのか、争いの結果どのようなことが生じるのかをこれまで考えてきました。その中で、争っている片方のみに肩入れした情報を信じるのは危険だということや、双方の立場を捉えていくことの重要性に気づきました。

　今回のアウトプットでは、5~6人で1グループとなり、自分たちの身近な争いを題材に劇を考えました。兄弟がいる子が多いチームは兄弟げんかを取り上げたり、学校内の出来事として席決めのときの席の取り合いを挙げるチームもありました。その中で、争いを起こした当人たちの気持ちをモノローグで表現するなど、短い時間で多くの工夫を行っていました。これまで5年間ホームで行ってきた望発表会の経験が活きていることを実感しました。

　全ての班の発表が終わった後は、劇内で取り上げられていた解決方法の妥当性・争っている双方の視点が書かれているか・劇が分かりやすかったかの3つの指標で、子どもたち同士で評価し合いました。その中で選ばれた上位2チームは、明日学年全体の前で劇を発表します。みんなに選ばれたチームの子たちはとても緊張している様子でしたが、頑張った成果が認められて嬉しそうな様子も見られました。

　明日の学年全体の発表が、とても楽しみです。