運動会では、実施の目的から実行委員会の子どもたちと考えます。
ある年のスローガンは「たんきゅうてきで気持ちのいい運動会にしよう」でしたが、このスローガンには、競技の仕方を自分なりに工夫し、勝ったチームも負けたチームも爽やかな気持ちで運動会を終えられるようにしたい、という子どもたちの願いが込められていました。
目的が決まると、そこからプログラムの内容について計画し、どのように準備をしていくか、誰がどんな役割を受け持つかなど、これまでに身につけた考え方やスキルを使って子どもたち自身が構想を立て、企画を進めます。
また、運動の得意不得意に関わらずみんなで楽しむため、子どもたちがアイディアを出し、ダンシング玉入れやじゃんけんリレー、異学年ホーム対抗4人5脚リレーなどの競技も企画しました。
「運動会を成功させる」という一つの目標に向かっていく中では、意見がぶつかったり、分かり合えなかったりと様々なことが起こります。私たちは、”そんな時こそ子どもたちの伸びる瞬間だ”と考えていますので、大人から答えを与えられるのではなく、自分たちで「どうしたらもっとよくなるのか」を話し合う時間を大切にしています。