望発表会

異学年ホームでの協同的な探究活動において演劇などを創造し、発表を行います。

主題・配役・脚本など0から子どもたちが創造し、演出や振り付けも子どもたちが行います。

 

各学年の子どもたちが探究のテーマ(特に「How we express ourselves(私たちは自分をどう表現するのか)」)で学習したことを共有し、それぞれの経験を活かしながら協力して作品作りを行います。
子どもたちは、この活動を通して自分たちにとって本当に大切なことは何かを学び、挑戦する精神や、ソーシャルスキル、コミュニケーションスキル、振り返りの力を伸ばしていきます。

 

2020年度は新型コロナウイルス感染防止のため、ご観覧者が一堂に会する例年の劇発表ではなく、15分の映像作品づくりに挑戦しました。初めての試みに対しても、これまでの劇づくりで得た知識や探究の学びを生かして、ホームで一丸となって映像作品を完成させることができました。

 

子どもたちは、自分たちが一生懸命作った映像作品を見るときは、嬉しそうな、そして少し気恥ずかしそうな様子でした。そして他のホームの作品を見たときには、「こんな風にできるんだ」「すごい!」と相手を称賛する言葉が自然と発され、終了後に作品や学びを振り返る中では来年度の劇づくりに向けたやる気に満ち溢れていました。

実行委員長より

2020年度望発表会実行委員長の奥村です。

 

今年は、新型コロナウィルスの影響により初めて映像作品を作ることになりました。

今までと異なる望発表会でしたが、実行委員で話し合いを重ね、「仲間を信じて役割を果たし、メッセージを伝えよう」という今年のスローガンを決めました。

 

スローガンから大切にしたい観点を「協力」「メッセージ」「表現力」に絞り、ルーブリック表を作って全校児童に共有しました。初めてのことで大変だったこともありますが、ゴールや目標がしっかり決まっていたので、ホームのみんなと協力することができました。

*ルーブリック表とは、複数の評価項目から構成され、学習者自身が自己評価の基準としても活用することできる評価表を指します。