教科の特色

理科の学習では、身の回りに起きている事象の観察や実験を通して、知識を獲得します。

そして、日常生活において、その知識や技術がいつ、どこで、どんな風に使われているか考えることを重視しています。

また、理科の授業で取り扱うトピックの中には、植物のこと、天気のこと、温度のことなど自分たちの生活とつながるものが多いため、日々の生活とリンクさせた学びを行うことで教科に対しての関心を高められるようにしています。

 

実験においては、問いに対する仮説を立てたのち、この仮説を検証するためにどのような実験をすればいいのか、から自分たちで考えます。

例えば、植物の生育条件について学習するときに、子どもたちは日光の有無、水の有無、肥料の有無のほかに、与える水分の違いについて検証を行いたい!と考え、「水」「コーヒー」「炭酸飲料」を与え、成長過程を観察しました。

 

自分たちで考えた仮説が合っていても、異なっていても結果から分かった事実を理解し、仮説との差異を考察することで思考力を高めます。

指導のポイント

本校独自のカリキュラムで運用している「探究」の授業と関連させることで、理科で獲得した知識を探究で活用したり、探究で獲得した知識を理科で活用したりと、相乗効果のある学びを展開しています。

 

理科の授業がはじまる3年生では、自然に触れる楽しさを感じ取るとともに、対象物をよく観察して、絵や文章にまとめる力を身につけます。

 

4年生では、自然や科学技術の疑問について観察や実験から答えを導き出せるよう幅広い思考力を育成し、5年生では、条件から導き出される結果に対し「なぜそうなるのか」「どうしたらこうなるのか」などの疑問に基づいて多くの実験や観察を行い、批判的思考力を高めます。