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[中2]「陸」での体験を通して、探究!【FW Part2】

こんにちは!8学年担当の飯野です。

前回は、主に「海」にまつわる訪問先をご紹介しました。

 

本日はフィールドワークのうち、「陸」にまつわる次の3か所での生徒の学びについてご紹介いたします。

 1.竹あかりプロジェクト体験・インタビュー

 2.富士山本宮浅間大社

 3.静岡県富士山世界遺産センター

 

1.竹あかりプロジェクト体験・インタビュー

 生徒は、竹あかりプロジェクトについて実際に「竹あかり」を制作する班と、

 インタビューを行う班に分かれました。



 <竹あかりプロジェクトとは>

  竹あかりの制作を通じて、良好な生態系(環)、里地里山での人と自然の共生(和)、

  そして周辺の自然とつながり(輪)を取り戻し、後世に伝えることを目的に活動しています。

 (引用)https://www.akarinowa.com/

 



 竹あかりを制作する班では、2人1組になって活動を行いました。

デザイン決めをした後、ドリルで竹に穴を開けていきます。

ほとんどの生徒にとって、ドリルを使ったものづくりは初めてです。

「垂直にあてるとよい」などアドバイスをもらいながら、楽しそうに取り組んでいました。

完成した竹あかりは、竹筒に入れる電灯と一緒にお土産として持ち帰りました。

家で使うのが、楽しみですね♪

 

インタビューをする班では、静岡県の放任竹林問題や竹あかりプロジェクトの成り立ちについて説明を聞いたのち、「林業」と「農業」のグループに分かれて質問を行いました。

生徒からは「プロジェクトを続けるうえで大変なことは」「海外とのつながりは」などプロジェクト に関する質問から、「白っぽい竹と色の濃い竹の違いは」「竹の弱点は」など植生に関する質問まで、様々な観点の質問があがりました。

インタビューを受けてくださる方がとても気さくで、「好きなじゃがりこの味は?」など変わり種の質問にも答えてくださいました!



2.富士山本宮浅間大社

 富士山本宮浅間大社では、2グループに分かれてガイドの方に境内を案内してもらいました。

 当日は、お天気も良く、浅間大社のバックに富士山の山頂が見えました。

富士山の伏流水が注ぎ込む「湧玉池」や、神鉾を祀った「鉾立石」などの説明を聞きながら境内を散策しました。

希望する生徒は、拝殿で参拝をしました。

「二礼二拍手一礼だよね?」と参拝の作法を友人同士で確認している様子。

中には、おみくじを引いて「大吉だった!」と顔をほころばせる生徒もいました。

 

 

3.静岡県富士山世界遺産センター

静岡県富士山世界遺産センターでは、展示を見る班と講話を聞く班に分かれて行動しました。

「芸術」「文化」「信仰」など、様々な切り口の展示がありました。

最上階では、富士山をバックに記念写真をパチリ。

ワークシートを埋めながら、あるいは自分の関心のあるテーマに立ち止まりながら、思い思いの鑑賞の仕方をしていたようです。

 

講話では、富士山がなぜ世界遺産に選定されたか、そもそも世界遺産の登録制度はなぜ始まったかなど教えて頂きました。

 

以上が、「陸」にまつわる訪問先での学びでした。

竹を活かした地域振興や、富士山を通した信仰・観光に関する学習など、探究テーマに沿った学びや経験が盛りだくさんな内容でした。

 

次回は、フィールドワークそのものの振り返りについてご紹介します!

 

 

 

2021年度 8学年 FWの様子