「奉仕活動」という言葉は、募金をしたり自宅周辺の清掃をしたりと、小さな規模のものから、たくさんの人を巻き込んで特定の地域の困りごとを支援するといった大きな規模のものまで、多岐にわたる活動を意味します。
今後、本校で展開していく奉仕活動においては、少しずつ規模を大きく、そして継続的に実施できることを大切にします。継続性の中で得られる意識の変化、スキルの習得、視点を変えて理解を深めることを重視した活動を行い、その先には自分の得意を生かした活動につながることを想定しています。
本活動が、日々の学びを活かしながら継続的に取り組むチャンスであることは、個人探究と同様です。興味関心から個人探究を進化・深化させることと同様に、自分の得意なことで他者に貢献できる活動を重ねることが奉仕活動を進化・深化させ、開智学園の理念の実現に向かいます。
例えば、得意なピアノの演奏をイベントとして企画し、様々な人の気持ちを癒すために活動したり、絵を描くことや作品の制作を現地の方と一緒に行うことで地域の活性化につなげたり、本校の子どもたちの持つ様々な「得意」により実現可能性のある活動の芽を大切に育みます。