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【国語】古きを温ねる

こんにちは。国語科担当の下村です。

本日は、8学年の授業で実施した暗誦(あんしょう)の活動紹介を行います。

 

夏休みの間に、古典に親しんでほしいという思いをこめて、

「枕草子・徒然草・平家物語のそれぞれ冒頭を暗誦できるように練習しましょう」、という

課題を出していました。

 

待ちに待った2学期、はじめの古典学習の時間に、練習の成果を発揮する活動を行いました。

やることはとっても簡単。自分の練習した文章を、好きな友だちに聞いてもらってコメントを書いてもらう。それだけです。

徒然草と平家物語はそれぞれ一つ、枕草子はさらに四分割して春夏秋冬にわけ、さらにそれぞれをレベルに分けました。(枕草子の春はレベル1、夏はレベル2、といった具合です。)

 

レベルごとのチェックや、コメントを書けるようにしたことで、個性豊かなメッセージを互いに贈り合うことができました。

 

 

もちろんすべてがスムーズにはいかず、思い出せない一節をああでもない、こうでもないと考える姿も見られました。

一生懸命取り組んだその最後に見事クリアできたとき、思わず歓声や拍手が起こる場面もありました。

 

言葉を覚えたり、響きを味わったり、かっこよく読んでみたり…

子どもたちは、暗誦という活動が持つ魅力を存分に感じとることができたようです。