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ボードゲームを用いた授業の紹介[中3]

こんにちは!国語科の下村です!

「国語科」と名乗りをあげた通り、この記事では国語の授業で行っている活動をご紹介したいと思います!

 

私が国語科の学習で用いているツールの一つに、「ボードゲーム」があります。

子どもたちが「やってみたい!」とやる気を出し、様々な観点で力を高めることができることから重宝しています。

こちらは『フォトムズ』というボードゲームです。紙でできた立体の街を作り、どれだけおしゃれに写真に撮れるかということに取り組むゲームで、みんなで協力して試行錯誤しながら成功を目指します。

 

それでは詳しい内容を授業の風景とともに見ていきましょう。

子どもたちにはルール説明はせず、自分たちでルールブックを紐解いてゲームをするように指示します。ルールブックを読み取ることも、それを噛み砕いて説明することも国語の学習になるからです。

ルールの概要を理解し、子どもたちは街を作り始めました。お互いに「ああでもない、こうでもない」と言いながらより良い写真が撮れるように紙を置いていきます。

配置が終わると、できあがった街を写真に撮ります。この写真に写っているものの良し悪しで、全体の成功が決まります。子どもたちは真剣に画面を見て、上手に撮れるよう取り組んでいました。

 

このような流れで一度ゲームの成否が決まったら、授業時間の中でより良い結果が出せるように繰り返して取り組みました。試行錯誤をする中で、「より良い写真を撮るにはどのように紙を配置すればいいのか」ということについて、子どもたちは何度も何度も考えることになります。

 

そうしたことから、このゲームでは「問題発見・解決能力」の育成に良いと考えています。与えられた課題に対してどのようなことが問題になっているのか、どうしたらうまくいくのかと考える力は何もゲームでだけ使うものではありません。国語をはじめとした各教科の学習はもちろん、日常生活でも、子どもたちが社会に出たあとの生活でも用いるものです。

 

今回ゲームで培った力を、これからの様々な学びに活かしてほしいと思います。