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概念的「自己紹介」の授業[小6・中1]

こんにちは! 英語科の小川です。

4月当初の授業では、どこの学校でも「自己紹介」をテーマに学習することが多いものです。

開智望でも、今年は6,7年生が自己紹介をテーマに英語の授業を進めました。

しかし、自己紹介といっても切り口によって学ぶことが変わります。

この切り口をIBでは「概念」と呼んでいます。概念には主に重要概念と関連概念があります。

 

6年生の重要概念はConnection(つながり)で、関連概念はMessage(メッセージ)とContext(文脈)でした。同じ人が自己紹介する場合でも、その時々の状況 (Context) などによって発するメッセージは変わります。

たとえば、外国の学校に転校した場合の自己紹介と、日本の自分の学校でする自己紹介の内容は変わります。子どもたちは様々なシチュエーションでの自己紹介のメッセージを考え、英語で表現する練習をしました。

一方7年生の重要概念はCommunication(コミュニケーション)で、関連概念はAudience(聞き手)でした。私たちのコミュニケーションは一方通行ではありません。相手、つまりAudienceがいることで、互いの関係をより良いものに築き上げていくのです。その過程を英語でやりとりすることを意識した授業を展開しました。

 

このように、テーマを通じて概念を学ぶことによって言語活動をより効果的にし、実際の生活に役立つように学習していくのが開智望の英語学習の特徴です。これからも子どもたちだけでなく、教員も概念を深く探りながら学習を進めていくつもりです。