新着情報 開智望中等教育学校 > ブログ > 【10年生】PP発表会①(11/30) 新着情報 新着一覧 イベント お知らせ 入試情報 ブログ 【10年生】PP発表会①(11/30) 2024.12.23 11月30日(土)に、11年DP生・10年生合同で「PP発表会・TOK展示会」という学校行事が行われました。今回は、前回に続き10年生のPP発表会についてご共有します。 ここからは、10年PP実行委員の中尾さん・山中さんが作成した文章を2回に分けてお届けします。 【PPとは何か?】 PPを一言で表すと、個人探究の集大成です。自分自身でPPを通じてどんな人になりたいのか、どんなことができるようになりたいのかを定め、その目標に沿ってプロジェクトを進めていきます。最終的には、一連の活動を一つのレポートにまとめ、国際バカロレア機構に提出します。 【中尾さんの発表内容】<PPの概要> 私のPPのテーマは、「どのようにすれば水耕栽培を効果的に教えられるのか」でした。そのようなテーマに至ったきっかけは、7年生のときに行った発展途上国に住んでいる人への支援に関する個人探究が一番のきっかけでした。その時に感じたことは、それらの支援は持続的なものでなくてはならないということです。支援団体はずっと現地にいられるわけではないので、その地域の人が自立できるようにサポートしなければなりません。つまり、現地の人も使うことができるほどのシンプルかつ簡単な技術を提供する必要があります。 このような問題意識があった中で、食糧危機に瀕している発展途上国に必要なシンプルかつ効率的な食料生産技術である水耕栽培を見つけたため、この水耕栽培をテーマに決めました。水耕栽培自体を探究しても良かったのですが、水耕栽培の課題として知名度が低いことをこれまでの探究を通じて学んでいたので、このテーマに至りました。 PPは約半年ほどかかるものですので、多くの壁に直面してきましたが、その中でもPPの中で一番苦労した部分は、自分の活動をレポートにまとめるところです。PPを行う前と後の自分の変化を言語化しないといけなかったのですが、プロジェクト中にあまりメモをとっていなかったこともあり、自分がどのように変わったのかを上手く認識できませんでした。自分のPPを担当してくださった先生のおかげもあり、数少ないメモからPPを始めた自分を思い出し、文字に起こすことができました。 <発表してみて> 正直に言うと、本番はとても緊張しました。大勢の人の前で発表したのもあるのですが、何より一番は、後輩たちがPPを行うときに何かしらの形で自分の発表が役になってほしいという気持ちがあったからだと思います。当日は英語での発表だったので、英語での説明がうまく相手に伝わらなかったとしても自分のPPが理解できるように、スライドはほとんど写真で埋めていました。その甲斐もあって、想定していた以上に自分のメッセージが伝わっているように見受けられました。 質疑応答でも、飛んでくる質問一つ一つにPPへの熱意がこもっていたので、これまでPPから学んだことをフル活用して回答するように努めました。全体を通じて、自分が知り得たPPの成果を他者に還元することができたため、とても達成感のあるPP発表会でした。