[小6・中1・2]面談実施!
こんにちは!8学年担当の下村です!
早いもので、もう年があけてから随分と経ちました。
まさに光陰矢の如しという具合ですが、
この時期がこんなにも早く過ぎ去ってしまうのはどうしてなのでしょう?
ともあれ、そんな忙しないこの時期に、8学年では学習に関する面談を実施しています。
今回は、この面談についてご紹介いたします。
さて、面談について触れる前に、望で行っている考査についてお話する必要があります。
望では、3学期に学年末の考査とは別に、日頃の学習の成果を発揮・測定するための実力考査があります。
今回の面談は、こうした考査で実力を正しく発揮するための下準備でもあるのです。
それでは本題に入りましょう。
面談で確認したいことは大きく言ってしまえば1つだけです。
すなわち、「考査に向けてどんなことを目標にして、そのために何をするのか。」
考査で正しく実力を発揮・測定する、
ひいては将来に向けて、上手に目標を設定して、
それに向けて行動していくトレーニングをするのが、この面談の大きな目的です。
ここまでお読みになった方のなかには、「おや?」と思った方もいるかもしれません。
望の教育は、こうした考査よりも、自分自身の得意・好きに帰属するのでは?と。
ではそうしたことを軽んじているのかと言えば、もちろんそんなことはありません。
「得意・好き」を探究していくのは(「研究」という方向に寄せていくのであれば)
徐々に徐々に難しくなっていきます。
例えば環境問題のように、大人でもなかなか答えが用意できない問題にぶちあたったり、
客観性を担保するために綿密な数字やデータの扱いが必要になったり…
こうした難しさを乗り越えていくのには、
専一に磨いた「得意・好き」だけでは難しいと思います。
環境問題を取り扱うのであれば、好きだったサンゴだけではなく、
環境問題の種類(温暖化、酸性雨など)やその原因、
そうした事象を引き起こす人間の成り行きや心理を知る必要があるでしょう。
数字やデータの扱いを正確にするためには、様々な先行調査を見たり、
体系的な扱い方を学ぶ中でスキルを高めていかなくてはいけません。
このように、望で大切にしている「得意・好き」を高めるためには、
広範な知識やスキルが必要になっていきます。
考査で問われる内容は、そうした広範な知識やスキルの海を泳ぐための基礎です。
考査に向けた取り組みの中で育まれる力は、そうした広範な知識やスキルの海を泳ぐための力です。
今回の面談と、それを受けて様々に取り組んでいく中で、
子どもたちには未来に向けて一歩一歩進んでほしいと思います。