教科の特色

数学科では、4つの観点「パターンの探究」「実社会の問題への適用」「知識」「コミュニケーション」から生徒の数学力の育成を実現します。

 

様々な問題に触れていきながら、自分たちで解法につながる「パターンの探究」に取り組みます。公式や定理と考えるとわかりやすいかもしれません。与えられるばかりでなく、探究型の学びを通じて自ら探っていきます。こうしたパターンを見比べながら、さらに原理原則に向けた概念化を目指し、概念化によって一見関係なく見える問題に対して、たどり着いた概念を適用(転移)することができ、応用力、実践力が身につきます。この力が「実社会の問題への適用」につながります。

 

この繰り返しの中で、数学という教科の「知識」を身につけ、言葉での説明、数式を用いた表現、レポートや答案の作成を通じて、あらゆる「コミュニケーション」を駆使して数学への理解を仲間と共に深めます。

各学年の学習内容

6年(小6)
  • 並べ方と組み合わせ
  • 資料の整理
  • データの活用
  • 探究型の学びによる中学受験系問題の分析(文章題、割合、比を中心に)
7年(中等1)
  • 正負の数

  • 文字式

  • 一次方程式

  • 連立方程式

  • 一次不等式

  • 比例と反比例

  • 一次関数

  • 平面幾何

  • 空間幾何

  • 合同な図形

  • 相似な図形

8年(中等2)
  • 展開
  • 因数分解
  • 平方根
  • 二次方程式
  • 二次関数
  • 場合の数・確率
  • 三平方の定理
  • データの分析
9年(中等3)
  • 三角比

  • 二次関数

  • 三角関数

  • 指数関数

  • 色々な方程式

  • 確率

  • 整数

10年(中等4)
  • 対数関数

  • 微分法

  • 積分法

  • 図形と方程式

  • 数列

  • ベクトル

11年(中等5)
  • 極限
  • 微分
  • 積分
  • 複素数平面
  • 二次曲線

 文系

  • 数学12ABの復習
12年(中等6)
  • 総復習

  • 大学入試問題

上記の学習内容において、開智学園が積み重ねてきた探究型・習得型・反復型の3つの学びを実践して理解・習得を図り、さらに本校ではレポート課題を積極的に取り入れます。

限られた時間の中で答案を作成する力とは別に、現実社会に数学を活用して問題を解決したり、興味関心を持てるような題材に取り組んだりする時間を通して、教室だけでは完結しない本当の数学力を身につけます。

(例)
・飲食店でのトッピングメニューの品数と自分で作れるオリジナルメニューの数(場合の数)
・フィールドワークの訪問先で商店街活性化のためのポイントカードの仕組み(一次方程式)
・コンパスの作図を用いた未来のまちのデザイン(作図)