5年生の児童は、自分が興味のある「音楽」と「人の感情」を関連付けながら、「音楽は人の感情をどう変化させるのか」という疑問について探究しました。
調査・検証を進めていく中で、外国の実験データに触れたことで「日本人と外国人では同じ曲を聴いた時に抱く感情に違いがあるのか」という新たな疑問が生まれ、追加調査も実施しました。
そして、その児童は音楽と人々のつながりについて考え、音楽が明るい未来に必要だという自分なりの答えを見つけました。
自らの興味関心について探究をしていくと、小学生にとっては理解の難しい内容に触れることもあります。しかし、その高度なデータや事柄に対して自分なりに工夫して向き合っていくことで、問題解決能力が高まります。子どもたちは、自分の興味関心のある事柄についてじっくり学ぶ個人探究という活動を通して、自分自身との社会とのつながりや物事の本質にたどりつくことができます。