進路指導

キャリア教育(小学校)

文部科学省は、キャリア教育を「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と定義しています。

 

積極的にキャリア教育を取り入れ、低学年から探究活動による学びの土台を構築することで、様々な経験・体験を通してアイデンティティを形成します。

低学年からの系統的に学びを深めることで、高学年になると自分たちの生活が多くの職業や産業に支えられていることに気が付きます。

 

高学年の学びの一環として、新聞社の方に新聞製作の授業を行っていただくほか、医師の先生に「いのち」についての授業を行っていただく活動を行っています。

自分がなぜ生まれたのか、どのようにして生まれたのかなど、自分について学び、自分自身を愛するきっかけを作ることで将来どのような人間になりたいのかを改めて考える機会となります。

プロジェクト型学習への各学年の取り組み

生活(1年)

生活の身近な課題を通して、生活のリズムとソーシャルスキル、自己管理スキルを身につけます。

小学校に入学して初めての集団宿泊学習(サマースクール)では、友だちと協力して1泊2日を過ごすことで協調性を養います。 決められたルールを守り、友だちと楽しく関わることは、日々の生活の中でこそ自然な形で身につけることができます。

お互いに思いやりの気持ちを持ち、積極的に関わりあいながら、よりよく生きることができるように課題解決型の学習を行います。

あそび(2年)

子どもたちが主体となって、自らあそびを創り出します。

ウィンタースクールで雪遊びを企画したり、生活科やアートの授業でみんなで遊べるおもちゃを作ったりして、仲間たちとの協力や他者尊重という態度も身につけます。

実際に遊んだり、作ったりという活動のほかにも、国語の授業ではおもちゃの作り方の説明を作文して、教科の枠を超えた学習となる取組みを行います。

米づくり(3年)~第一次産業~

第一次産業について主体的に学習するため、学校近隣農家の方の指導の下、米作りを体験します。

体験の前にはグループごとに食をテーマに探究を行い、米自体の探究はもちろんのこと、国際バカロレア教育PYPの6つのテーマの1つである「How the world works(世界はどのように成り立っているか)」という大きな視点で、自然界の法則や食物のライフスタイルを学び、開智望発表会でプレゼンテーションを行います。

また、秋には稲刈りも体験し、自分たちが植えた稲から育ったお米を食します。日頃から当たり前に食べている食材ができあがるまでの過程を知り、活動後には給食の食べ残しが大幅に減るなど、食育としても大きな役割を担っています。

ものづくり(4年)~第二次産業~

第二次産業について学習し、児童自身の創造力を育むため、実際に自分たちでものづくりを行います。

原材料を加工することによって、どのように価値が高まるのかを探究するほか、製造工程を体感し、身の回りの工芸品への興味関心を高めます。

また、理科では電池のはらたきを学び、実際にモーターを動かしてみたり、LEDライトを使い信号を作ったりします。

さらに国際バカロレア教育PYPの6つのテーマの1つである「How the world works(世界はどのように成り立っているか)」に基づいて実施するエネルギーの探究では、水力発電や風力発電の仕組みとその応用の仕方を探究します。

そのほかにも、「How we organize ourselves(私たちは自分をどう組織しているのか)」に基づいた探究では、ものづくりの工程とその工程を支える様々な人の役割について探究したりと多面的な視点で第二次産業について学びます。

新聞づくり(5年)~第三次産業~

第三次産業について学習し、経済活動への理解を深めるため、「How we organize ourselves(私たちは自分をどう組織しているのか)」に基づき、企業と起業の探究を行います。

そもそも企業とは何か、世界と日本では企業の特徴が異なるのか、企業では何を目的にしているのかなど、日常にあってもなかなか意識することのない「会社」について思考します。

おうちの人がどのようなお仕事をしているのか、この活動を通して初めて知る子も多く、3年生から系統的に学習してきた産業学習をより身近に感じる学びとなります。 大阪で行う3泊4日のフィールドワークでは、都市開発や流通事業、観光事業を展開している阪急電鉄の本社でセミナーを受講したり、インタビューを行ったりします。日本には特徴を持った企業が多く、比較することで意外な共通性が見えることがあるため、グループワークを中心に学びを深めることができます。

また、プログラミング塾を起業し、経営をしている方にプログラミングのボードゲームワークショップとインタビューを行うなど、立場が異なることでどのような違いがあるのかを感じる機会としています。